月額会員制のコインランドリー「Araeru」をご存知でしょうか?店舗数は少ないながらも、多数メディアで取り上げられ現在話題となっています。
「ランドリーをシェアする」という新たな発想のもと生まれた新たなコインランドリー、「Araeru」の特徴や評判、口コミをまとめてみました。
Araeruの特徴
現在は新宿に2店舗のみの展開となっており、まだまだ店舗数の少ないAraeru。しかしテレビにも取り上げられたことから、その注目度は高いようです。
Araeruの利用料金や使い方、運営会社情報などを細かくみていきましょう。
利用料金は月額いくらなのか?
まずはこちらの表をご覧ください。
契約期間 | ランドリー月額料金 | 割引額 |
---|---|---|
1ヶ月間 | 4,000円 | |
2ヶ月間 | 7,800円 | (1ヶ月と比較して)200円お得 |
3ヶ月間 | 11,600円 | (1ヶ月と比較して)400円お得 |
Araeruでは、月4,000円をベースとして、2ヶ月契約なら7,800円、3ヶ月契約なら11,600円と、あらかじめ契約期間を長くすることで料金を割引くようになっています。既にコインランドリーを利用するのが日課になっている方なら、3ヶ月契約にしたほうがお得でしょう。
この月額料金で、24時間いつでも好きなときにランドリーを利用できるようになります。もちろん洗濯だけではなく、乾燥機の利用も可能です。
Araeruでは、ランドリーの使用以外にも「洗濯ものを畳むまで」行ってもらえるサービスを展開しています。専用ロッカーに洗濯物を入れておくだけで、キレイに洗濯し畳まれた洗濯物を受け取ることができるというものです。こちらの利用料金は1回1,500円、1ヶ月8,300円~12,800円となっています。
ランドリーをシェアする考え
近年、あらゆるものをシェアし活用する「シェアリングエコノミー」が話題となっており、自転車や車をはじめ、さまざまなものを多くの人で共有できるようになっています。
これまでのように一家に一台洗濯機があり、それぞれが自由に使うのももちろん便利です。しかし、あえて洗濯機を持たず、みんなで1つの洗濯機や乾燥機をシェアすることで生まれるメリットもあるのです。
ランドリーをシェアすることで、一人暮らしかつ週末にしか洗濯をしないという方は洗濯機を購入し設置すること自体が実は無駄であった、と気づくことができるでしょう。
また、家族分の洗濯物を毎日大量に洗濯しなければいけない方、シーツを始めとする寝具をこまめに洗いたい方にとっては1度で洗濯を済ませることができるというメリットがあります。
このように、独身・既婚に関係なく、幅広い層が利用できるランドリーシェアの形態はこれからますます広がる可能性を秘めています。
使い方
Araeruの使い方はいたって簡単です。Araeruのサイト(https://www.araeru.jp/)から会員登録を行い、チケットを購入します。すると、ランドリーに入場するためのカードキーが後日自宅に郵送されてきます。
Araeruは会員制のコインランドリーとなっているため、このカードキーのある人物でなければランドリー内に入ることができません。
カードキーを使って入場した後は、洗濯機や乾燥機もカードキーを使って利用します。洗濯機や乾燥機本体についているカード読み取り部分にカードを当て、利用しましょう。
運営会社情報
Araeruを運営しているのは、「日建リース工業株式会社」です。介護用品、建設用品、物流機器など、幅広いジャンルのレンタル事業を行っています。
設立年月日 | 昭和42年11月 |
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資本金 | 160億円 |
売上高 | 約720億円 |
事業内容 | ユニットハウス、オフィス機器、イベント用品のリース及び販売。介護福祉用具のリース、運搬用機材のリース、建設機材の輸出入等 |
評判や口コミ
まだまだ店舗数の少ないAraeruですが、実際に利用している方も多くいます。Araeruを利用したことのある方によると、Araeruには8キロの洗濯乾燥機、14キロの洗濯機、16キロの乾燥機とサイズ別に洗濯機が用意されており、その日の洗濯量によって好みの洗濯機を利用できるそうです。
一人暮らしなら週末に8キロの洗濯乾燥機を使う、大型の洗濯物が多い方なら大型の洗濯機と乾燥機を使うということができます。
さらに、利用の際にはスマホから洗濯機の空き情報が確認できるためとても便利なようです。ランドリーを使用したくて店舗まで行ったのに、洗濯機が空いていないという事態を避けられます。
まとめ
これからコインランドリーの経営を考えている方は、Araeruのようなビジネスモデルを参考にしてもいいかもしれません。「いつどのくらい人が来るのかわからない」という不安定さも、月額料金にすることで解消することができます。
「会員制で誰でもお店に入ることができない」というのは間口を狭める気がしますが、それによって利用者側には「安心」というメリットが与えられます。
ランドリーをシェアする新しいタイプのコインランドリーは今後どうなっていくのか、動向に注目しておきましょう。